幸水・豊水

昨晩、福島県から梨が届いた。幸水と豊水の二種類が入っていた。
 早速、送り主である元教え子のご夫妻に御礼の電話を入れた。そして近況を尋ねた。
「もう51歳ですよ」とK氏。A子さんは「来月50歳になります。先生の誕生日の一日前にね」
 それを聞いて、二人にタイ語を教えたのがもう30年も前になるんだなあと、感慨深いものがあった。
 二人は大学卒業後、プノンペンへ行って、カンボジアの子供達に教育指導をしていた。帰国後、A子さんの実家がある福島に定住することになったので、アジアとは縁が切れた。しかし、二人は心底から東南アジアが好きである。
 いずれにせよ、幸水と豊水を毎年のように送って来てくださり、二人のご家庭が幸福と豊かさに満ち満ちていることが伝わってきた。