うっかりミスの効用

昨日、編物教室へ行ったが、うっかりして、現在編んでいるカーディガンの製図とは異なる過去の作品の製図を持って行ってしまった。クリアファイルに入れているので、大丈夫だと思っていたが、出かける前の最後の点検を怠ったために、稽古が進まなかった。
 そこで、編物の雑誌を10冊ばかりパラパラとめくり、今年の秋冬のトレンドを探る。いずれの作品も毛糸の色がきれいで、とてもすばらしい。自分でも編めるような気がするが、そうはいかない。
 だが、ふと考えた。雑誌のモデルはすべて欧米人(ฝรั่ง)。欧米人の若い娘達や子供達はモデル姿がよく似合っている。最近は、日本人モデルも多くなった。それは認めるが、ファッション雑誌を飾るのはやはり欧米人のほうが突き抜けた表情を示してすばらしい。
 ファイルを間違えるという失敗のおかげで、ファッション雑誌を楽しむことができ、気分転換という効用を得た。