「群青」という歌

昨日、大学時代の寮友が所属する「府中アカデミー合唱団」の第32回定期演奏会を聴きに行った。第1部は日本の抒情歌(早春賦、叱られて、みかんの花咲く丘、群青)、そして、第2部はミサ曲第6番変ホ長調D950(シューベルト作曲)というプログラムであった。
 私は『群青』という曲にうたれた。何故ならば、この曲は福島県南相馬市立小高中学校の卒業生(平成24年度)が書いた思いを、小田美樹先生が歌詞にまとめた曲であると聞いたからである。
 「ああ あの町で生まれて 君と出会い たくさんの思いを抱いて 一緒に時間を過ごしたね 今 旅立つ日 見える景色は違っても 遠い場所で 君も同じ空 きっと見上げてるはず <またね>と 手を振るけど 明日も会えるのかな 遠ざかる君の笑顔 今でも忘れない あの日見た夕日 あの日見た花火 いつでも君がいたね あたりまえが 幸せと知った 自転車をこいで 君と行った海 鮮やかな記録が 目を閉じれば 群青に染まる (続く)」
 指揮者も福島県出身の方であった。