サボテンの鉢替え

今一年で一番ひまなような気がする。そこでベランダの植物を見る。いずれも皆、そこそこに育っている。2年前に購入したサボテンがそろそろ鉢替えをしてよと訴えかけてきたので、3倍くらい大きな鉢に植え替えた。これで10年は植え替えずに済むであろう。
 いつも思うこと、それは、爬虫類と同じく脱皮が必要であり、そして、ヤドカリのごとく宿変えが必要であるような気がする。要は、いろいろな段階に於いて、新規一転が大切だということだ。
 ところで、サボテンは、タイ語で「ต้นกระบองเพชร トン(木)+グラボーング(棒)+ペット(ダイヤモンド)」という。「金剛杖」だ。金剛杖が有れば、鬼に金棒。よく見ると、サボテンの形状は幾何学的でとても美しい。針(=棘)がいっぱい出ているから、魔除けにもなる。錆びつき始めた頭をチクられているようで、刺激を覚える。