「マットな」という単語

 今朝、NHKの「イッピン」という番組で、徳島県鳴門市で生産されている大谷焼という焼き物のことを知った。レポーターの若い女性が、「マットな感じ」という言葉を連発した。しかし、この「マットな(matte)」という形容詞が私にはピンと来なかった。
 調べてみると、化粧関係で使われていることがわかった。たとえば、「マットな仕上がり」という使われ方をするそうだ。意味は、「つや消し」、「光沢がない」。したがって、「てからせない」ということらしい。
 化粧に興味がない私は、化粧業界の表現についていけないことが判明。しかし、伝統の焼き物にまで、このような外来語が使われるとは…..。どうにも落ち着かない。
 若いレポーターの皆さん、伝統美に対してはもう少し美しい日本語を使ってくださいな。