手帳

昨日、大学の中に入っている書店へ行った。目的は2017年度の手帳を買うためだ。しかし、年末恒例の手帳コーナーがみつからない。店員に尋ねると、文具コーナーの一角へと案内された。あまりにも少ない数にびっくり。私が愛用している能率手帳はなかった。
 そこで考えた。なるほど、電子化が進んでいるんだ…..。スマホの中にすべての予定はインプットされて、紙の手帳はもはや不要。そういう時代においては、手帳の販売数も減少しているのは当然至極。
 だが、私の場合は能率手帳を高く重ねて、あるいは、ずらりと並べて、過去の自分を振り返るのが好きだ。10年前のものであろうと、20年前のものであろうと、自分のその時の行動がよく思い出されて、とても面白い。そして、思うこと、それは、ああ、人生って短い。たいしたことなんて出来ない。日々、健康に恵まれて、淡々と生きていくしかない。