古稀の同窓会

古稀の同窓会には、男性4名、女性10名が出席した。昭和37年(1962年)の卒業以来、54年ぶりに会う男性が2名いた。恩師が「吉川は東京でタイ語の仕事をしている」と、皆に話すと、一人の男性が、すかさず言った。「サワッディー・クラップ」
 発音が良かったので、「どうしてタイ語がわかるの?」と尋ねると、「私が勤務している会社がタイに工場を持っていますから」、とのこと。「どこの会社?」とさらに訊くと、大手の繊維会社であった。
 近況報告を聞く限り、皆それぞれ、何かしら社会のお役に立っており、いい歳の取り方をしていた。それを見た恩師(84歳)が、「皆が元気でいることを見届けるまで、私も元気でいなければならない。宇宙に行くのはまだまだ」とおっしゃったものだから、皆、爆笑。次回は恩師の米寿の祝いで再会することになった。