中津万象園

古稀の同窓会は、7月3日、丸亀市の中津万象園で行われた。前回(5年前)の恩師の傘寿を祝う会も、ここで行われた。
 ホテルからタクシーに乗って3分位で赤信号。止まっている間にふと交差点の近くにある看板を見ると、「タイ古式マッサージ店」の字が目に飛び込んで来た。あれあれと思ったが、タイ人が経営している可能性が大きい。
 中津は昔、海水浴場であった。今は、松林の中に美術館が有る。赤い太鼓橋を白装束のお遍路さんが大勢、渡っている。車椅子のお遍路さんも見かけた。
 「万象園」の命名に、ふと因縁を覚えた。ラオスの旧王国の名前であるラーンサーン王国(1354年ー1709年)は、漢字にすれば、「ラーン=万」+「サーン=象」=「万象」となるからだ。
 そして、遠く金比羅山のほうを見れば、その手前に、象の頭の形から命名された「象頭山(ぞうず山)」が堂々と横たわっている。タイやラオスへ行かずして、讃岐国も、昔から象づくしであった。