バンコクぶらぶら(終)

ホテルから空港まで乗ったタクシーの運転手はきびきびした女性(55歳)であった。昔、アランヤプラテートの難民センターでボランティアをしていたので英語が得意。御主人は会社で運転手をしているが、息子と彼女はタクシーの運転手をしている。だが、数年前、ローンが返せなくて、家を売却。昨晩も空港へ行ったが、次なるお客さんがパタヤへ行きたいというので送り届けた。そのため帰宅は零時を過ぎていた。彼女の身の上話だけでも小説が書けそうだ。
 そういえば、エステの女性もマッサージの女性も、そして、美容師も、皆、丁寧な仕事をしてくれた。前向きに働く女性達に会って、今回の旅はとても気持ちのいいものになった。