茶道帛紗

お茶の稽古のために、昨日、帛紗を買いに行った。真面目に稽古するために、高級な帛紗を選んだ。創業正徳二年(1712年)の老舗のものである。
 あまりにもたくさんの色目のものがあり、迷いに迷った。そして、選んだ色は、「利休白茶」。利休鼠という色は聞いたことがあるが、そろそろ春も近いので、やや淡いほうの色にすることにした。
 昨日、BSテレビで「京都の和菓子は3度の楽しみがある」と解説していたが、それは、色によって季節を味わい、お菓子につけられた銘を聞いて、和歌を思い出し、最後に、使われている材料の融合をおいしくいただくとのこと。
 タイも王朝文化を持っている。暑い国なのですべてが強烈な感じを受けるが、みやびなものは伝統的に残っている。外国からの安物に押されることなく、タイ固有の美をしっかりと残していってもらいたいものだ。