英語で会話するタイ人達

昨日、清澄庭園を散策しようと思って、地下鉄半蔵門線の清澄白河駅へ行った。地上に出たところ、小奇麗な鮨店が目にとまったので、入ってみることにした。
 カウンターに外国人が4名座っていた。おしゃれな彼らを見てラテン系?、と私は思った。 しかし、彼らの話す言語は英語であった。だが、そのうち、タイ語が聞こえてきた。あれあれ? どうしてタイ語を話すのであろうか? どう見てもタイ人には見えない。まず、ヘアスタイルが違う。そして、顔の表情も態度もタイ人のものではなく、欧米で住んでいる雰囲気を持っていた。
 4名のうち、3名は60代。いかにも裕福そうな感じであった。精算を済ませると、「安い! ถูกมาก」とタイ語で言った。残る1名は若者。この若者はほとんど英語でしゃべっていた。アメリカに留学中なのかしら?
 彼らは急ぐ様子もなく、会話を楽しんでいた。私は帰り際に、彼らに話しかけた。
「観光ですか? มาเที่ยวหรือคะ」
 彼らは一瞬、驚いたが、「タイ語がわかるの? เข้าใจภาษาไทยหรือ」と私に言って、嬉しそうにした。