店? それとも 孫?

 先週、「タイ語中級」のクラスで、自由会話をしている時、Aさんが「ラーン…..」という単語から始めた。それを聞いて、私は何かのお店のことを話題にしていると思った。そのうち、「ターイ・ループ」という単語が聞こえてきたから、写真屋さんの話かなと想像した。
 しかし、Aさんの文章が文章としてまとまりを欠いていたので、一体、何の話かと尋ねたところ、「孫の七五三で、写真を撮った話です」と答えた。
 それを聞いて、「店 ร้าน raan 高声」ではなくて、「孫 หลาน laan 上声」と言いたかったことがわかった。
 「ラーン」と聞こえる単語は他にもいくつかある。「百万/禿げ頭 ล้าน laan 高声」、「洗う ล้าง laang 高声」、「下 ล่าง laang 下声」、等。
 長母音ではなくて、短母音の「ラン」もある。「~後 หลัง lang 上声」、「大きな音を立てる ลั่น lan 下声」、「巣 รัง rang 平声」、等。
 タイ語の単語は原則として、一音節が多いから、一つ一つの単語をしっかりと覚えなければならない、特に、似たような発音には要注意である。