ケチ と ドケチ

昨晩、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスで、生徒からトン先生に質問があった。
 「東京の生活はどうでしたか?」
 すると、「僕は ขี้งก(キー・ゴック)で過ごしました。ชี้เหนียว(キー・ニオ)は単なるケチだけど、キー・ゴックは異常なほどケチることです。ประหยัด(プラヤット)は節約するという意味ですから、いい意味です」と、彼は答えた。
 タイ語を習う人なら、ケチという単語をまず覚える。次に、節約するという単語を覚えるが、ドケチ、すなわち、吝嗇となると、なかなかここまでは勉強しない。
 そうはいうものの、トン先生は地方旅行を楽しまれた。深夜バスに乗って、青森へ行き、奥入瀬の美しさを堪能してこられた。。宮崎県の高千穂へも行き、神聖なる空気にも触れてこられた。ドケチと言いながらも、時間を有効に使い、日本を十分に楽しまれたのである。