雪室りんご

昨日、青森県つがる市のりんご農園から「雪室りんご」というりんごが送られてきた。園主と親戚であるという私の知人が依頼したことはすぐにわかったが、30ケース限定だそうだから、光栄に思っている。
 ちらしには、次のように書いてあった。「雪室りんごとは、秋に収穫したりんごを12月下旬に雪の中(かまくら)に春まで貯蔵しているりんごです。雪空は湿度が一定に保たれ、春にはみずみずしいりんごが味わえます。また、自然熟成によってりんごもより美味しくジューシーなりんごとなります」
 <自然熟成>という言葉は、何と魅力的な言葉であろうか!
 収穫したばかりのりんごはみずみずしくて美味しいが、雪の中で2~3ヶ月、眠っていたりんごもなかなかチャーミングだ。
 私に絵が描ければ、セザンヌのようにりんごをたくさん並べて描くのだが、いかんせん、それは無理。じっと眺めて、りんごの美しさに見惚れることにしよう。