ピアニストと筋肉

「第2回ドイツの白アスパラを食す会」には、マンションの仲間もたくさん参加した。その中のお一人であるA氏と話しているうちに、彼が有名なピアニストと中学が同窓であることがわかった。そのピアニストは私が大好きな方である。彼女が毎日、最低8時間はピアノの前に向かっていることはよく知られていることだ。A氏は言った。
 「彼女、ものすごく太っていますが、あれはピアノを弾くために必要な筋肉なんです」
 それを聞いて、なるほどなあと、私は思った。
 昨日、健康診断の結果を聞きに、近所の医院へ行くと、またまたドクターに叱られた。体重が減っていないということで….。体重さえ減らせば悪玉コレステロールも減るらしい。お腹の脂肪を取らなければならないことはよく分かってはいるものの、私にとっての脂肪は、横隔膜を振るわせるパワーになっている。それが無いと、大きな声が出ない。ドクター、どうかご理解を。

童謡 月の砂漠

昨日、「第2回 ドイツの白アスパラを食す会」に参加した。昨年とほとんど同じ顔ぶれであったが、ハワイアンを歌ってくださった紳士が、今年は奥様同伴であった。奥様は合唱団で50年も歌っておられる方。みんなの要望に応えて、「月の砂漠」を披露してくださった。
 月の砂漠をはるばると 旅のらくだがゆきました 金と銀とのくらおいて 二つならんでゆきました
 素敵なソプラノに、皆、聞き入った。とても幻想的であった。砂漠とらくだのイメージに吸い込まれて行った….。
 ご主人は最近、ブータンへ合唱旅行に行かれたとのこと。ブータンの小学生と一緒に歌って来られ、帰途、バンコクに立ち寄り、数日、バンコクを楽しまれたそうだ。70歳を越えておられるお二人。素敵なご夫妻であられること!

タイが大好きなインコ

 昨日、プライベートレッスンを受講しに来られたYさんが面白い話を聞かせてくださった。彼の家ではインコを飼っているが、このインコがきわめてタイ好きだそうで、彼が買って来たタイの三角枕を与えると、自分の所有物だと思い込み、家人の使用を嫌うそうである。写真を見せてもらったが、確かに、我が物顔をして、得意げにとまっている。三角枕(หมอนสามเหลี่ยม)のきれいな色合いに、鳥がご満悦。そういう鳥自身もきれいな羽をもっていた。
 そして、この鳥は、タイ産のマンゴーが大好き。ラオス産のマンゴーを与えても食べず、ただただタイのマンゴーをついばむ。ご主人様がタイ語を勉強しておられるから、彼のタイ好きが鳥にも感化を与えたとなれば、これは面白い。私も鳥を飼っていたから、この話はなかなかに興味深かった。

瀬戸内の鯛

先月末から嫌なことが微温状態で続いていたが、昨日、それがピークに達した。これはいかん。お祓いをしなくては。それにはご馳走を食べるに限る。近所に在る行きつけの割烹へ行き、女将に聞いてもらえば、憂さも晴れるであろう。女将は80歳。現役で、堂々としておられる。
 いつもは刺身定食しか頼まないが、昨日は、瀬戸内の鯛のお頭と鯛の刺身を注文。出て来た鯛のお頭のなんと立派なこと!
 「瀬戸内といっても、いろいろな県がありますが、どこの鯛ですか?」と尋ねると、「香川県」と、女将がすかさず応じた。
 「あら、私、香川県ですよ」と、思わず大きな声を出してしまった。
 鯛のお頭は、目が実に立派。両唇もしっかり結んでいる。鰓(えら)から出ているひれもピンと立っている。嫌なことにこだわっている自分に対して、鯛のお頭は我れ関せず。鯛はやはり鯛だ。調理されて皿に乗った鯛は、最後の最後まで、堂々としていた。

目白の古書店

早稲田と異なり、目白には古書店が少ない。というよりも、2軒有ったうちの1軒が閉店したのが5年前。残りの1軒は、映画の舞台にもなった場所だから、おそらく閉店はしないであろう。だが、店の前を通ると、いつぃも閉まっている。
 ところが、一昨日、店員さんが本を抱えて、地下へ入って行く様子が見られた。「開いてますか?」と尋ねると、「上階に人がいますから、上がって行ってください」と、反応してくれた。
 その店は、主として歴史と芸能の書物を揃えている。私は若い店員に話しかけた。
 「このお店のおじいさんとおばあさんはお元気ですか? 以前、よくお見かけしましたが」
 彼は答えた。「ああ、二人とも亡くなりました。私は孫です」
 それを聞いて、私はお孫さんが古書店を引き継いだことに、明るさを感じた。是非とも末永く、古書店を維持して行ってもらいたい。

ブログは今日から15年目に入ります!

2002年5月19日から、このブログを始めました。その時のタイトルは、「徒然なるままに…」。
 今日から15年目に入ります!
 旅行や徹夜の仕事が有った日を除き、ほぼ毎日、元気に書き続けて来ることができました。
 泰日文化倶楽部は1988年10月からスタートしましたから、27年半が経過しました。従いまして、そのほぼ半分、日々、徒然なるままに一筆、書いてきたわけであります。
 いろいろなことが有りましたが、そして、これからも、いろいろなことに遭遇するでありましょうが、気力が充実している限り、まだまだ好き勝手なことをつぶやいていきたいと思っております。

大辛口

日頃、「タイ語中級 火曜日19:00」のクラスを教えてくださっているミカン先生(อาจารย์ส้ม)が、スイスのダボスで行われる歯学学会に出席されるということで、昨晩は、私がクラスを代講した(สอนแทน)。
 生徒さんの一人が、新潟旅行のお土産をみんなに配った。「大辛口 柿の種」である。帰宅後、中国人の生徒さんから頂戴した韓国土産の林檎酒と一緒に、それを食べてみた。辛いことは辛いが(เผ็ดก็เผ็ด)、耐えられない辛さではない。プーケットで食べた兜蟹の卵煮の辛さと比べたら問題じゃない(สู้ไม่ได้)。
 それでは、<大辛口>の上を行く表現は、はてさて何と言うのであろうか。<激辛>という表現は、もうすでにラーメンで馴染んでしまった。それでは、<激震大辛口>というのはどうであろうか? 余震ばかりが続いているので、発想が、つい、地震がらみになってしまった。ついでに書き添えると、私のかつての辛口授業は、最近は大いに甘辛に転じた感が有る。

地震警報

昨晩、9時20分頃、地震警報がスマホから聞こえて来た。丁度、帰宅途中(ระหว่างทางกลับบ้าน)であったので、揺れは全く感じなかったが、周囲を見回すと、歩行者の皆さん、及び、道路工事中の方達が、一斉に携帯を見ている。地震情報をいち早く知りたくて、皆、同じ行動を取っている光景がいかにも現代的であった。
 ホームステイしているタイの女の子のことが気になって、急いで帰ると、やはり、彼女、相当に驚いたようである。「テレビがガタガタしました」と言った。私としては買ったばかりの4Kテレビが倒れなくてすんだことに安堵。そして、彼女にこう言った。「東京はよく揺れます。なれるしかないのよ」
 彼女はわかったような、わからないような顔をした。これも体験だと思えばよろしい。だが、逃げる方法、そして、逃げる場所も教えておかなければ。

手元にある教科書をもう一度!

私はバンコクへ行くと、洋服をまとめ買いしてくる。だが、そのうちの3分の1はしまいっぱなしだ。まことにもったいない話だこと。
 ところが、昨日、着るのを躊躇していた洋服を取り出して着てみると、全く違和感がなかった。どうしてこれまで着なかったのであろうか? 時間が経過すると、気分が変わるのに気づいた。
 ひるがえって、タイ語の教科書はどうか? おそらく、生徒の皆さんはたくさんのテキストをお持ちのはず。だが、いずれの本も完璧に制覇してはいないと思われる。あるいは、目を通すことすらやめてしまったテキストも…..。
 そこで、提案。時間を見つけて、自分なりに勉強し直してみてはいかがでしょうか? いろいろな発見が有り、かつ、語彙の増強にも役立つこと間違いなし。

嬉しい復帰者2名

昨日から、元生徒さん2名が復帰して来られた。大歓迎である。そのうちの1名はバンコクへ数年行っておられた方なので、かなりのタイ語力がついているはず。したがって、既存のどのクラスが最適なのか、しばらくは判断しかねるかもしれない。クラスを移籍するのは自由だから、ご自分でお好きなクラスを選んでほしい。
 もう一人の方は、プライベート・コースでしばらく勉強しておられたので、果たしてグループ・レッスンの雰囲気が合うか合わないか、それが心配。しかし、女性同士、仲良く勉強していただきたい。
 泰日文化倶楽部の最近の傾向として、男性は男性クラス、女性は女性クラス、というように、性別でクラスが分かれるようになった。それはそれでいいかもしれない。何故ならば、男性と女性で話題が異なるからである。
 しかし、若い生徒達であれば、やはり男女仲良く勉強してほしい。話題が明るくて楽しいから!