今日の語彙

1. 国立病院     2.国立公園

3. 県立高校     4.私立中学

5. 成立する     6.乱立する

7. 起立する     8.直立する

9. 立案      10.創立百周年

11.立憲政治    12.立候補する

立春

昨日は節分。そして、今日は立春。暦の関係で、今年はいずれも1日早い。昨年の閏(うるう)年と比べると、なんだか2月は早く過ぎ去りそうな気がする。うかうかしておられない。昔の人は言った。「1月往ぬる 2月逃げる 3月去る」と。

掃除アドバイザーによると、玄関(=三和土)の埃を取り、きれいに拭いて、ピカピカにしておくとよいらしい。いや、すべきなのだ。気持ちがよくなるのは自分自身だから…..。

茶道と華道を習い始めてから季節感に敏感になった。季節感の無いタイとは真逆。どちらがいいというわけではない。それぞれの利点の良いとこ取りをすればいい。そのためには住んでいるところでしっかりと生活し、旅先に於いては、その土地の面白さを発見して、自然に対する感度を高めよう。

แวววาว ピカピカ

昨日土曜日の午前中の授業で京都のインバウンド弊害が話題になった。そこでかつてタイ人達を金閣寺に案内した時の話を私はした。「金閣寺、きれいじゃないね。ピカピカしていないから」と彼ら。それを聞いて、彼らがタイの黄金の仏塔と比較しているのがわかった。

ピカピカというタイ語は「แวววาว」。タイ人講師はこの単語を白板に書いたあと、面白い感想をもらした。「わあ、ว (แหวน)ばかり!」

タイ語を勉強していれば、แวว+วาวという2音節から成り立っているのがわかるから判読可能だが、タイ語を知らない人にはチンプンカンプン。「ว」という文字は、子音としての発音は「w(=ワ行)」。しかし、複合母音として使われると、「ua(ウア)」になったり、「~w(ウ)」になる。

6年前に「ピカピカ先生」というタイ人講師がおられた。彼女のニックネームが「แพรว(=光輝く)」。この単語は黄金のピカピカではなくて、人間としての輝きを意味するそうである。

今日の翻訳

前回に引き続き、『タイ国語教科書(小5年生 第1章 พ.ศ.๒๕๕๑)から出題する。平易な文章に親しむことで、これらを日常会話に応用しよう。

๑. แม่เล่าถึงบ้านป้านิดและลุงวินให้ฟังว่า มีอะไรน่าสนใจแตกต่างกับบ้านในเมืองบ้าง เมฆและฝนฟังแล้วตื่นเต้น อยากให้ถึงเร็วๆ

๒. พ่อบอกว่า “ใจเย็นๆ ลูก เดี๋ยวก็จะถึงแล้ว”

๓. “เมฆอยากขี่จักรยานเล่นครับ” เมฆบอกดัวยความดีใจ

๔. “ฝนไปด้วย ขึ่จักรยานดูรอบๆบ้านเลยนะ” ฝนรีบบอก

๕. “แม่กับป้านิดจะทำอาหารกลางวันอร่อยๆ ให้ทานกันนะ” แม่หันมาบอกลูกๆ

๖. พ่อบอกว่า “ขอพักสักหน่อยนะ ขับรถมาหลายชั่วโมง รู้สึกเมื่อย”

๗. ทุกคนเห็นด้วยเพื่อให้พ่อออมแรงเอาไว้ขับรถกลับ

雑排水管清掃

一昨日、教室が入っている雑居ビルで雑排水管清掃が実施された。年に1回だから、この日をはずすと来年の今頃まで待たなくてはならない。ということは2年間、清掃しないということになってしまう。私は毎年、協力しているが、どう見ても全ての部屋が応じているとは思われない。何故ならば、不在者もいれば、入室拒否の人もいるからである。

雑排水管清掃の場合は下の階から始めていく。理屈から言って当たり前のことだが、全ての部屋を清掃できないと、効果のほどやいかに? 今回は若者が3名もやって来た。バイトをしたい人が増えたということ? あるいは手際よく済ませるために業者がバイトを増やしたということ? 

3名の若者はいずれも手際よく仕事をこなした。「去年もお会いしたかしら?」と一人に声をかけると、「いえ、今年からです」と答えた。「それでは、来年もいらしてくださいね」とやさしく言うと、彼はにっこりした。こういう何気ない会話ができたこと、それが我ながら嬉しかった。

『冬のうた』

雪のニュースが多いので、『冬のうた』(大岡信書きおろし うたの歳時記 学習研究社刊 1985年)を開き、「雪」の章に収められた俳句や短歌に目を通す。室町時代に編まれた『閑吟集』の中から、大岡氏は次なる小歌を紹介し、以下の如く評している。

世間は霰よなう 笹の葉の上の さらさらさっと 降るよなう

大岡:「降る」に同音の「経る」をかくして、世の中は、あられが笹にさらさらさっとあとも残さず流れ落ちるようなもの、と謡う。<中略> 庶民感情が微妙な陰影をもって歌われ、無常感や、そこから生じる諦念、享楽主義などが、俗語、擬態語、擬声語などを用い、省略技法を駆使して鮮やかに表現されている。

大岡氏の解説を読むと、室町時代の庶民が急に現代にあらわれて来た感が有る。歌は時代の垣根を取っ払う。

今日の作文

1.今は情報過多の時代である。

2.明るいニュースは心がなごむ。

3.暗いニュースはもううんざりだ。

4.フェイクニュースには要注意だ。

5.趣味に関するニュースには、俄然、興味を覚える。

慣用句・故事成語

昨夜、「ねりま演劇を観る会」主催の第236回例会 劇団青年座公演「時をちぎれ」(作:土田英生)を鑑賞した。この劇の特徴は、慣用句や故事成語が台詞の中にたくさん散りばめられていたことである。ただし、わざと間違いだらけにしているから、観客は一瞬、首を傾げるばかり。

たとえば、「弘法も木から落ちる」とか、「猫に真珠」とか、「飛ぶ鳥を追い越す勢い」とかである。劇の中で社長が平気で間違った故事成語を連発する。だが部下達は何も言えない。ところがである。それを研修生としてやって来た頭脳明晰な若い女性が堂々と正していく……。

ネット社会においては無駄な会話が歓迎されない傾向にある。年配の上司が使う言葉はうざったい。かくして、慣用句や故事成語は次第に消えて行くであろう。残ったとしても、案外、間違って覚えたりしそうだ。聞いて、一瞬、変だと思っても、もはや誰も注意しない。

102歳のお祖母様

1月25日の土曜日、「アジア女性のための生け花クラス」を実施した。スイートピー、ゼンマイ、ベニシダを組み合わせて春を演出。初心者は黄色いチューリップが花材。これまた春を告げる花だ。

参加者の一人は小原流のトップクラスの男性。中学生の時から30年余、稽古に精進している。彼が華道講師に話している話が面白かった。「施設に入っている102歳の祖母の顔を見に行ったら、食欲も有り、とても元気でした。お小遣いちょうだい、と言われたので1万円あげると、これでお菓子を買って、皆さんに配るわ、とニコニコ顔をしました」

102歳の元気なお祖母様。孫にお小遣いをせびるところが可愛い! はっきりとした口調で言われたら、孫とてまんざらでもない。結論=状況は何であれ、はっきりとした声で自己主張をすることは生命を伸ばす。

今日の語彙

1.明日       2.明後日

3.明度       4.照明器具

5.証明する     6.証明書

7.解明する     8.頭脳明晰な人

9.意味不明    10.行方不明者

11.明らかになる 12.不明瞭な回答