樹氷

タイ人講師が出張で山形県へ行き樹氷を見て来られた。樹氷をタイ語では「ปีศาจหิมะ」というそうだ。これは英語の「スノーモンスター」から直訳したものであることは明々白々。

だが「ปีศาจ」は「悪霊」という不吉な意味を有する単語であるから、タイ語に於いては決して目出度くはない。「モンスター」は「化け物、怪物」という意味である。果たして「怪物」=「悪霊」と結び付けてしまっていいものであろうか? 悪い中にもユーモアが感じられる。

タイ人達は悪霊と聞くとすぐに悪霊を祓い、慰撫することを考える。だがもしもタイ人が蔵王へ行き樹氷を見れば、自然の雄大さに魅せられ、居並ぶモンスター達との出会いを喜ぶに相違ない。滑稽で笑い転げる陽気な悪霊は神様のアート作品と言えよう。

今日の語彙

下記の単語の意味を書きなさい。

๑. แม่มด ___________ ๒. แม่ทัพ ____________

๓. แม่เหล็ก __________ ๔. แม่แรง ____________

๕. แม่สื่อ ____________ ๖. แม่ม่าย _____________

๗. แม่สอด ___________ ๘. แม่สาย_____________

๙. แม่บุญธรรม _________ ๑๐. แม่ผัว_____________

๑๑. แม่ลาย ___________ ๑๒. แม่บท ___________

๑๓. แม่โพสพ__________ ๑๔. เจ้าแม่____________

後継者

先日、高田馬場のさかえ通りに入って行くと、八百屋の店先に久しくお見かけしなかった店主の姿があった。「お元気になられたのですね。良かったですね」と、私は勢い込んで話しかけた。すると、意外な言葉が返って来た。「いや、私は弟ですよ」

店主の復帰はやはり無理なことがわかり残念。しかし、弟さんが後継者として跡を継いだのだから八百屋は安泰だ。弟さんが登場するまでは、奥さんと愛猫が店番をしていた。猫はご近所をふらふらするのをやめて、リリーフ役をしっかりとつとめたわけだ。

高額で買い取るという不動産業者が現れても、その八百屋は絶対に耳を貸さない。八百屋の誇りを維持しながらさかえ通りでその存在感を確実なものにしている。

シャンソン教室

一昨日、あまりにも寒かったので帰宅する前に食堂に寄った。すると、「あら、あなたも杖を持っているのね」という女性の声が背後から聞こえた。そしてしばし同じ杖仲間として、彼女はセルフのお茶を二つ用意し、私に熱いコップを渡してくださった。

我々は少しだけ話をした。そして、わかったことは、イベントホールの経営者をしている友人に頼まれて、ホールの管理をするために目白に来ているとのこと。「百人くらい入れる大きなホールですよ。いろいろな所で教えておられるシャンソンの先生がお見えです。だから皆さん、とても楽しそうに歌っておられます」

それを聞いてシャンソン教室に負けてはいられないという対抗意識が私に芽生えた。泰日文化倶楽部も楽しく授業を進めなければ……….。だが、どう見てもフランス語の<amour 愛>の世界には太刀打ちできそうにもない。大声を上げて感情移入すれば誰だって夢見心地になる。

今日の翻訳

慣用句を出題する。まずは直訳、そして次に意訳をしてみよう。

1.หมองูย่อมตายเพราะงู

2.ตีนไม่ถือ  มือไม่ต้อง

3.ตีนโรงตีนศาล

4.ถอยหลังเข้าคลอง

5.ถอดเขี้ยวถอดขา  ถอดเขี้ยวถอดเล็บ

6.บ้านแตกสาแหรกขาด

きびだんご

昨夜、岡山出身の生徒さんから岡山名物のきびだんごを頂いた。昔の包装とは異なり、小分けのパッケージに4個入った可愛らしいきびだんごであった。桃太郎に因んでパッケージは桃色。そして、きびだんごも桃のやわらかな果肉を思わせるものであった。

泰日文化倶楽部の今年2024年の授業は昨日でちょうど1週間が経過。順調なるすべり出しである。諸事情で退学・休学された方達はいるが、春にはまた復学されることを期待している。

生徒各自の学習態度はいつもと変わらない。しかし、授業内容に少しずつ刺激を与えることによって、皆さんのレベルアップのお手伝いをしたい。高田馬場の桃太郎として今年も頑張ろう!

 

楽しいランチ

昨日、元生徒さん2名と5年ぶりでランチをした。午後から個人レッスンが入っていたので高田馬場駅近くまで来てもらった。中華料理店で1時間半、楽しく語り合った。彼らは20年前の生徒達である。

A氏=「62歳になりました。あと2年すれば引退します。10月に第30回定期演奏会がありますのでいらしてください」 それを聞いて、音楽家に引退が有るのだろうかと思った。

B氏=「もう54歳ですよ、先生。仕事が朝早いから夜は早く寝てます」 彼は中国語が得意。中華料理を運んで来た中国人とペラペラしゃべっていた。郷里の高知県にはご両親が山2つを所有。悠々自適の生活を送っておられるとのこと。よって彼の引退後の生活は高知と決まっている。

今日のタイ語作文

1.最近、明るい話題が何ひとつない。

2.スポーツの中継はいやなことを忘れさせてくれる。

3.音楽を聴くことも精神的に良い。

4.趣味が有ることは人生を豊かにする。

5.豪華客船に乗るのもいいが、3ヶ月はごめんだ。

6.何事をするにも財布と相談しなければならない。

やんごとないこと

年末年始の休暇をタイで過ごした生徒さんが浮かぬ顔をしながら、「やんごとないことで2月にまたタイへ行かなければならなくなりました」と言った。それを聞いた他の人達は私も含めてだが、一瞬、怪訝な顔をした。何故かと言うと、「やんごとない」という言葉にひっかかったからである。

「やんごとない」という形容詞は「高貴な」とか「非常に尊い」という意味である。しかし生徒さんのタイ行きの理由を聞いているうちに、「のっぴきならない」という意味で使っていることがわかってきた。

『源氏物語』の世界、すなわち平安時代では確かに「高貴な」が第一義であるが、もう一つの使い方は「止む事無い」。それが「やんごとない」になり、その意味は「打ち捨てておくことができない」となったとのこと。古語もなかなかに興味深い。

熊・虎・象・龍

昨年来、熊の出没、そして熊による被害のニュースを聞くたびにぞっとしている。今年に入って、中国吉林省の道路に虎が座っている映像を見た。野生のアムールトラだとのこと。これまた恐そうであった。

一週間前には、タイのルァーイ県(จ.เลย)で夜間に象が数頭、民家にやって来て餌を探している映像を見た。就寝中に象の足で頭や腹を踏みつけられたら即死かも。異常気象で野生の動物も必死であることがよくわかる。

京都の裏千家「今日庵」で行われた今年の初釜では、床の間に「龍虎」の軸が掛けられた。もちろん辰年に因んでのことだが、「龍虎」の謂れは『易経』にあるそうだ。日本では「英雄・豪傑など、勢いの盛んなもののたとえ」、「互いに優劣のない二人の強者のたとえ」として有名とのこと。

日本は元旦早々、どん底に落とされた。とにもかくにも、熊、虎、象、そして龍にお願いして、今年一年の平安をあらためて祈ろう。