親子で学ぶタイ語

昨日、三鷹市で開催された「アジア・アフリカ語学祭り」に出講した。参加者は6名。19歳から70歳まで、平均年齢50.8歳のクラスであった。
 教室に入ると、大学生の隣りに女性が座っていた。とても仲好さそうに座っていたので、「お母様ですか?」と尋ねると、「そうです」と、彼女は答えた。
 2時間の授業はあっというまに過ぎた。個人情報の規制が働いているのか、参加者の名簿に名前は書かれていなかった。ただし、年齢は書いてあった。しがたって、数字を教えたときに、「今から数字を言いますから、ご自分の年齢だと思われる方は手を挙げてくださいね」と言ってから、19、48、49、55、64、70と読み上げると、なんと、皆さん、反応よく挙手した。こんなに早く数字を覚えてくださるとは! 
 19歳の大学生はとても頭が良かった。隣りのお母様も息子さんに刺激されて、根気強かった。

10年以上続くクラス

泰日文化倶楽部では、原則として3ヶ月毎に受講料を徴収しているが、今年もいよいよその最後の第4期を迎えた。徴収したお札の中に下4桁が8888であるものが見つかり、何となく嬉しくなった。泰日文化倶楽部の創設が1988年であることもその理由の一つではあるが、何よりも8が4つも並ぶと、非常におめでたい。
 目下、31クラスを実施しているが、その中から、10年以上続いているクラスをご紹介したい。
(1)タイ語上級 土曜日12:45 (2)タイ語上級 土曜日16:00 (3)タイ語上級 日曜日13:00 (4)タイ語上級 金曜日19:00
 このように列挙してみると、すべて上級クラスであった。皆さん、とても根気がある方達ばかりだ。
 昨晩、茅ヶ崎から通学しておられる男性が私に語った。「泰日文化倶楽部に入会された時は30歳でした。今、49歳になりました」

アジア・アフリカ語学祭り

明日10月4日(土曜日)の午前中、「アジア・アフリカ語学祭り」が開催される。会場と言語をご紹介しよう。
 (1)アジア・アフリカ語学院(三鷹市新川)=韓国語、スワヒリ語、中国語、ヒンディー語、フィリピノ語、ロシア語。
 (2)三鷹ネットワーク=アラビア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語
 私の担当は、もちろんタイ語。現在までのところ、アラビア語受講者が一番多いそうだ。何故だろう? 
 体験講座ということで、教材費も含めて、わずか¥500也。これはまた滅茶苦茶に安い。2時間¥500で、アジア・アフリカの言語が学べる幸せ! やはり東京ならではなかろうか。名古屋からでも、仙台からでも、参加してほしいなあ。

タイ語が話せる香港人留学生

大学が始まった。秋期講座の初日に、新しい学生が3名座っていた。そのうちの一人は自己紹介で、香港人であるとタイ語で言った。発音がうまい。何故、タイ語が話せるのか尋ねてみると、「寮って、タイ語で何と言いますか?」と反対に訊いてきた。「寮は、ホー・パック หอพัก です」と教えてあげると、「そうそう、そのホーパックで、タイ人5名と一緒に暮らしているからです」と答えた。
 「どのくらい一緒に暮らしているの?」という問いに対して、「4ケ月」と言った。
 授業を始めると、彼は発音表記ではなくて、タイ文字を読んでいた。文字に対するくいつき方も違う。
 タイ人講師が、「広東語は6声ありますから、タイ語も発音しやすいんだわ」とおっしゃった。すると、「いいえ、9声です」と、すかさず反応する彼。
 彼は外国語に対する興味がものすごく強い学生だ。大人の日本人にはとても真似ることができそうもない。でも、見習いたい。

泰日文化倶楽部は27年目に入りました!

泰日文化倶楽部は1988年(昭和63年)10月からスタートいたしました。昨年10月に満25周年を迎えた時、新たなる前進を感じ取りましたが、あれから早くも1年が経過し、今日から第27年目に入りました。
 おかげさまで順調です。タイが好きな方達が集まって来ているわけですから、本当に楽しいです。タイ人講師達も熱心にご指導してくださっております。まことに、まことに有難いことです。
 これからも、タイ・ペース & マイ・ペースで、頑張ってまいります!

御嶽山噴火

27日の土曜日、生け花を習いに来ている生徒さんに「今日、何かニュース、有りましたか?」と尋ねると、「みたけさんが噴火しました」と言った。それを聞いて、「御岳山? 東京の?」と、半信半疑で訊きかえすと、「岐阜県と長野県のほうです」と彼女は答えた。
 さっそく、スマホでニュースをチェックすると、その山は「御嶽山(おんたけさん)」であった。歌にもある<木曽の御嶽山>だ。
 昨日、そろそろ10月だからと思って、教室の壁に架けてあるカレンダーをめくった。すると、10月の写真は、山の写真であった。そして、俳句が添えられていた。
 「信濃路や どこまで続く 秋の山」(正岡子規)
 この句からはとても穏やかな山々が想像できる。だが、自然は怖い。時には牙をむき出して襲ってくる。

代講して喜ばれること

先週、タイ人講師が体調不良のため授業に来られなかったので、私が代講した。2年間、真面目に勉強しているクラスなので、タイ文字も読める。タイ人講師とタイ語で書かれたタイ料理のレシピを読みながら、とても楽しそうであることは、教室の雰囲気でよくわかっていた。
 「今日は代講です。日頃、気になっていることを何でもご質問ください」と私が言うと、すかさず質問が有った。タイ文字の判読についてである。それには例外が多々有って、タイ語を習う日本人の頭を悩ますことばかり。いかに納得して理解してもらうかは、私の得意とするところだ。タイ人講師では日本人を納得させる説明はできないと思う。
 授業後、生徒達は言った。「とても面白かったです。まるで大学の講義を聞いているみたいでした」
 日頃から抱えている生徒の疑問を解決してあげること、それは代講者してとても嬉しいことである。

見学者のタイ語力

最近、見学者が多くなった。見学者からの問合せに対しては、次なる文面を書いて、返信している。
「泰日文化倶楽部の補充募集欄の中から、ご関心のあるクラスを選び、予約なしでどうぞいらしてください。1コマに限り、無料です。ご見学、心より歓迎申し上げます」
 見学者といっても、タイ語の勉強が全く初めてではないという方が多い。私の返信に対して、今度はタイ語で書いて来られる方がいらっしゃるのを見ると、どこか他校で勉強しておられたのであろう。中には独学の方もいらっしゃるが、独学でかなりのタイ語力をつけているということは、よほど忍耐強い方と言える。
 だが、タイ語の勉強はタイ人に会い、タイ人の醸し出す雰囲気に接することも大切だと思う。是非とも入会されて、タイ人のなまの発音を耳に入れることをお勧めする。

二十歳になった花子さん

26日、仕事で出かけた場所の近くに、泰日文化倶楽部の生徒さんであるM子さんの職場が有るのを知っていたので、昼休みの時間に彼女を訪ねてみた。彼女の職場は高齢者の為の介護福祉施設だ。
 私の突然の訪問にM子さんはびっくり。本来であれば、彼女はオフの日であったが、仕事が残っていたために、休日出勤をしていると話した。
 将来の参考にと思って、施設の中を案内していただいた。デイ・ケアの方達はコーラス指導を受けていた。声を出すこと、音をたくさん耳に入れることはとてもいいことだ。
 その後、M子さんとランチをしたが、その際、彼女の娘さんである花子さんがつい1週間前に二十歳を迎えたことを知った。M子さんがプーケットにいる時、そして、花子さんが4ヶ月の時、私はプーケットへ行き、彼女を抱いてあげた。その花子さんは今、アウトドア・スポーツに熱中する活発な娘さんに成長しているとのこと。20年の歳月はあっというまであった。

「メークマイ」というタイ料理店

 生徒さんから、大塚駅近くにタイ料理店があることを聞いた。店の名前は「メークマイ」というそうだ。その意味は果たして何という意味だろうか? 
 まず思い浮かんだのは、「新しい雲 เมฆใหม่」。しかし、店の名前に「雲」がつくことはまず考えられない。日本のように、「東雲 しののめ」という美しい言葉が有るのとちがって….。
 HPに書かれているお店の看板を見ると、「แมกไม้」と書いてあった。これまで見たこともない単語なので、辞書を引くと、「木の枝」と書いてあった。「小枝」という単語なら、「กิ่งไม้」がよく使われるから、前者の場合は、おそらく文学的な表現なのであろう。
 いずれにせよ、カタカナで書かれたタイ料理店の名前は、タイ文字を見ないと、きちんとした意味がわからない。
 最近はタイ料理店が有り過ぎて、店の名前もどうでもよくなった。だが、この「メークマイ」という名前の店は、何やら可愛い感じがするので、行ってみよう。