昨日から大学が始まった。2週間ぶりに会った学生達に訊いてみた。「皆さん、この冬休み中にタイ人と会って、タイ語をしゃべりましたか?」
すると、H君が最初に手を挙げた。「ユニクロでバイトをしているのですが、タイ人がたくさん来ました。僕の知っているタイ語の単語が聞きとれたので、タイ人だと確証しました」
次に、N子さんが語り始めた。「長野のスキー場近くのホテルで泊まり込みのバイトをし、料理のお運びをしたのですが、タイ人達を見かけました。アロイ マイ ? と言っても、最初は反応が無かったので、もう一度、アロイ マイ? と言うと、私がタイ語で話しているのに気がついたようです」
昨日の授業では、偶然にも客人を招いた時の表現を習うことになっていたので、N子さんは、長野へ行く前にこれらを勉強しておけばよかったと悔しがった。
T君は携帯電話店でバイトをしているそうだ。「東南アジアの人達がたくさん店に来ました。タイ語だと思って聞いていても、さっぱりわからないんです。ものすごくタイ語に似ていたんですけど」 彼は書類を書いた客の名前を見て、初めて気がついたとのこと。タイ人ではなくてベトナム人であったということが。
いずれにせよ、嬉しそうに語る学生達を見て、私も嬉しくなった。