泰日文化倶楽部の元講師であり、太陽君のお母さんでもあるK先生(弁護士)が、プラチュアップキリカン県の海岸で撮った写真をメール送信してきた。メールには、「退職後、この地で住みたい」ということが書かれてあった。
リゾート地として有名なホアヒンはプラチュアップキリカン県にある。海岸が美しいところだ。彼女の撮影した場所は陸軍が管理しているところなので、一般人はおいそれと入れない。
彼女の被写体になっているのは猿の親子であった。スピード感が速すぎるコンピュータ社会にあって疲労困憊している我々。それに比べると、猿親子の表情のほうがはるかに人間的だ。青い海を眺めながら彼らは本当に憩っている。人間が人間性を失いかけている現代、猿は生き方をちゃんと心得て、非常におだやかな顔をしている。