稽古とは

「小原流盛花瓶華上達の秘訣二十個條」というのが有る。長い間、稽古をしていると、華道講師の注意事項がこの20項目から発せられているということがようやく分かって来た。特に、何度も繰り返されて指摘されることは嫌でも頭に残っている。

稽古とは、調べてみると、「本来、古(いにしえ)を稽(かんがえる)という意味で、先人の教えについて工夫、研究するということ」と書いてあった。さらに、歴史的に「稽古」には「鍛錬」という訓練的な意味や「修行」という修養的な意味があるとのこと。

スマホ時代に入り、スピード化とともに、浅く広くの風潮が蔓延している。稽古をつけてくれる師は貴重な存在だ。