タイ語教科書の母

 昨夜、元タイ人講師からラインでFBの転送があった。開いてみると、私に似た顔の女性の写真が目に飛び込んで来た。多くのタイ人が彼女に哀悼の言葉をささげているではないか。
 その方のお名前は、อาจารย์รัชณี ศรีไพรวรรณ(1930-2014 84歳)。昔のタイ語教科書(小学1年~6年)を考案した先生である。私も大変にお世話になった。今から30年前に習った生徒であれば、登場人物の มานี มานะ ปิติ ชูใจ วีระ เจ้าแก่をよく覚えているはずだ。最初は150語の基礎タイ語で話をまとめ、次第に語彙を増やして行くという方法を取られた教科書は、話の内容がいかにもタイ的で印象に残った。しかし、タイの発展とともに内容が現代に合わなくなり、別の教科書に移行された経緯が有る。
 或るタイ人の投稿を引用させていただく。
 「ถึงแม้ว่าคุณครูรัชณีะจากโลกนี้ไปแล้ว แต่ขอให้ดวงวิญญาณของคุณครูทราบไว้เถิดว่าวรรณกรรมชิ้นเยี่ยมที่คุณครูได้เรียงร้อยเรื่องราวไว้นั้น ยังคงตราตรึงเป็นความทรงจำที่ดีให้กับเด็กในช่วงปี พ.ศ.๒๕๒๑ ถึง พ.ศ.๒๕๓๗ นับล้านคนมีความสุขอยู่บนสวรรค์นะครับครู」