貪瞋痴

 今朝のNHK番組「こころの時代~宗教・人生~」は、「原発にあらがい続けて~早川篤雄 福島からの伝言」(再編集による放映)であった。早川氏は僧侶だが、福島に原発立地案が起きた時から反対運動をして来られた方だそうだ。失礼ながら私は存じ上げなかった。昨年末お亡くなりになられたので追悼番組となっていた。
 早川氏の言葉の中に、「貪瞋痴(とんじんち)」という仏教用語が有った。貧=むさぼり、瞋=いかり、痴=おろかさ、を意味し、人間のもつ根源的な3つの悪徳だそうである。
 また、彼は「懺悔(さんげ)」についても静かに語った。キリスト教では「懺悔=ざんげ」だが、仏教用語では「さんげ」と読むことも初めて知った。
 昨日は東日本大震災から12年を経たということで、福島市で記念追悼式典が行われ岸田首相も参列。相変わらず側近に書かせた通り一遍の追悼文を読むだけ。出席したという記録だけを残しても全く意味が無い。