象頭山

 今年はどうか生徒が増えるようにと願って、正月から象の親子の置物をガラスの書棚から出した。新鮮な空気を吸って、新しいマジックの到来を期待したわけである。象=増。
 数日前、古い箱を開けたら、ランパーン県に在る国立象保護センターへ行った時の写真が出て来た。私の顔はまさしくタイ人顔。象が笑っているではないか! 初めてだったが、象は私にアドベンチャー気分を十分に味わわせてくれた。
 昨日、香川県善通寺市在住の高校時代の友人が庭に咲いた枝垂れ梅の写真をラインで送信してくれた。満開だ。その写真の中には象頭山(ぞうずさん)も写っていた。高校の校舎からいつも眺めていた山だ。
 象頭山は弘法大師が誕生し育たれた場所から近い。金毘羅とは隣接。インドにも象頭山(ぞうとうさん)が有り、仏跡となっているそうだ。弘法大師の幼少期に影響を与えた象頭山。自然の中で生きることは大切なり。