タイ語の「ขี้(糞)」は、いろいろな形容詞と合成されると、新たなる形容詞が生まれ、それらがマイナスのイメージを有することは、タイ語を勉強している人なら誰でも知っている。
 ひるがえって日本語はどうであろうか? 「糞」がつく表現がやはり多い。例)1,糞味噌にけなす 2.くそみそに言う 3.くそっかす 4.くそっ、今に見てろよ 5.くそ食らえ、6.クソ野郎、7.クソ婆あ、等々。
 「糞」を使った表現はどこの外国語でも有るはずだ。要は、自分にとって不愉快なものに対するはけ口を「糞」で表現しているのだ。
 「糞」と言えば、『糞尿譚』(松竹映画 原作:火野葦平 主演:伴淳三郎 1957年 )を思い出す。10歳であった私が面白い映画だと思った最初の社会派映画である。
 コロナの第8波到来が聞こえて来た。「コロナよ、くそっ、いい加減にせい」