清龍居酒屋

 昨夜、生徒達と高田馬場のさかえ通りに在る清龍へ行った。数ヶ月をかけて改装した店は見違えるほど明るくなっていた。B1から3階までの座席数は全部で280席。通りに面した看板には「清龍 since1858」と書いてある。和暦で言えば「安政」だ。改装中、どこかの店へ已む無く行っていた客達が、再び、清龍に戻って来て、思い思いに一日の疲れを酒と肴で流している姿はこれからも永遠に続くであろう。
 隣りに座った生徒のM氏とは平成元年1月7日に朝日カルチャーセンターで知り合った。昭和が終わり平成になった日だからよく覚えている。かれこれ約34年の歳月が….。彼は現在68歳である。
 M氏は清龍で呑みながらも、時々、スマホチェック。何故ならば、95歳のお母様の動向をスマホで確認しているのだ。「母は寝たようです」と言いながら、ようやくほっとされた様子。その後の酒はもちろん進んだ。