和菓子の水無月

昨日の茶道教室で主菓子に三角形の「水無月」が用意された。この和菓子は6月末に食されるのが定番である。したがって、これを見ると一年の半分が過ぎたことが否が応でも知らされる。

 三角形をした白い外郎(外郎)は昔の京都の人が氷に見立てたもの。その上に甘く煮込んだ小豆(あずき)がいっぱい乗せられている。小豆は健康に良い。あと半年、元気で生活しようという願いが込められているそうだ。

 毎日のコロナ情報にはうんざり。異常気象の中で暮らすのには気分転換が必要。自分自身で想像をめぐらし、何か不都合なものを好都合なものに転換できる発想ができないものであろうか。何かを何かに見立てて、一人遊びしながら、日々、それなりに楽しんで暮らそう。