カモン(กมล 蓮)がつく名前

昨日、紹介したタイの小学校教科書の手紙の書き方に登場した5年生の少年の名前は、「เอกกมล エークカモン」であった。意味は、「エーク=第一、第一級」+「カモン=蓮」だから、「一蓮」。「唯一の蓮」、という願いが込められている。
 日本の男の子の命名に際して、ずっと「蓮」という名前がトップの座を占めているが、タイも日本も、仏教的希求が底辺にあることが興味深い。
 昔、バンコクに「ดวงกมล ドゥアンカモン」という書店が有ったが、これは「丸い蓮」という意味だ。女の子の名前に付けられる。
 アメリカの次期副大統領になることが決定的なインド系の血を引くカマラ・ハリスさんの名前である「カマラ」も「蓮」だそうである。「กมล カモン」から「กมลา カマラー」となると、意味は「蓮」から「吉祥天女」へと飛翔していく。
 アメリカの吉祥天女はスピーチがうまい。彼女の活躍を期待しよう。