先月、定年退職をされ、故郷である青森県つがる市へ帰って行かれた元管理員さんからメロンが届いたので、御礼の電話をかけた。
「ネットの地図で見たのですが、つがる市には日本最古のりんごの木が有るんですね。一度、見に行きたいです」
すると、彼は面白い情報を教えてくださった。
「毎年100個くらい、りんごがなります。それを9月の敬老の日に介護施設に持って行って、お年寄りに配るんです」
ネット情報に拠ると、その日本最古のりんごの木は1878年(明治11年)に植えられたものであり、今でも3本、残っているとのこと。りんごの木の寿命は平均50年。なんともう142年も生きている。1918年~1920年のスペイン風にも負けることなく!
日本最古の木のりんごを食べるお年寄り達は、どんなに頑張ってもそのりんごの木の生命力には及ばない。だが、気持ちだけは体のどこかに浸透していくであろう。