ピカピカ先生 と パック先生

泰日文化倶楽部で約5年間、真面目にタイ語を教えてくださったピカピカ先生は、4月1日から東京のゲーム会社に就職された。彼女は犬が大好きだから、犬の動画をラインで送信すると、珍しくすぐに返信が有った。彼女も4月13日からはテレワークだそうだ。
 彼女はバンコクの芸術大学(ม.ศิลปกร)を卒業後、来日し、日本語学校で日本語を1年間、勉強した。そして、念願のゲーム専門学校に入学し、4年間、技術を磨き、グループで制作した卒業作品が優勝し、ご褒美にハワイへも行って来られた。
 いよいよ社会人1年生としてスタートしたばかりなのに、コロナ事態に遭遇したわけだ。「何か困ったら、ご遠慮なく言ってください。病院代わりの部屋が有りますから」と私が再度、ラインをすると、「ありがとうございます。先生の言葉だけで心強いです」と、またもやすぐに返信して来られた。
 ところで、今月から慶応大学医学部大学院博士課程に入学を予定していたパック先生にもラインをして、近況を尋ねてみた。彼からは次なる返信が有った。
 「アメリカでの研修から帰国後、僕はまだ一度も慶応大学へは行っておりません。目下、オンラインで勉強をしております」
 私にとって、タイ人講師達は息子であり娘であるので、彼らに何か有ったらタイのご両親に代わって、力になってあげようと思っている。