目の不自由な青年と駅員

 昨日も雨で寒かった。西日暮里駅から千代田線に乗り換え北千住に向かった。昼前なので電車はすいていた。優先席に座ると、反対側に座った青年が指を点字の機器に這わせている。その動きたるや、ものすごく早い。情報収集に余念が無い感じだ。そして、北千住駅が近いという車内放送を聞くと、折りたたみの白状をパッと1本にして、降車の準備を始めた。目が不自由な青年であることはすぐにわかったが、彼のスマートな動きについ見とれてしまった。
 電車を降りた時、駅員がドアのところで待機しており、彼を改札口まで誘導した。エスカレーターには乗らず、二人は階段を上がって行った。誘導は改札口までであろうと思っていたら、駅員は地上まで付き合って行った。何とすばらしいサービスであることか!
 先日、優先席の前に立っていたら、黒の盲導犬が伏せていた。気が付かなかった私はあわや蹴飛ばしそうであった。目の不自由な女性と盲導犬は高田馬場駅で降りたので、私も一緒に降りた。立派に任務を果たす盲導犬にあらためてエールを送った。