気合がいいおにぎり屋

昨日は寒かった。雨が降り、しかも、風が斜めから吹いて来たので、土地勘が無い場所でバスを待っているのがつらかった。しかし、高齢者の多くが静かに待っていたので、私も10分ばかり、自分の忍耐度をためすために立っていた。
 仕事は2時間で終わり。寒いので早く帰宅したかったが、時間が中途半端なので、大塚駅で降りて、行列ができるおにぎり屋へ行ってみた。店に入るやいなや、年齢差にばらつきがある店員4名が一斉に大きな声をかけてきた。気合十分だ。
 初めて入った店だが、おにぎりを握るのは80歳くらいのおじいさん。握りながら、「どうぞ、何でもご注文くださいよ」と言いっぱなし。鮨屋なら黙って握るが、おじいさんはその反対。彼は一日につき、いったい何個のおにぎりを作るのであろうか?
 ほかの従業員達も心からの声で客をもてなしながら、自分たちにも気合を入れる。午後4時頃の中途半端な時間帯であっても、彼らは元気いっぱいで店を盛り上げる。気合が大事。そして、大きな声は元気の素なり。