古き良き喫茶店

昨日、仕事で練馬方面へ出かけたが、ランチの時間はわずかに30分。かつて行ったことがある喫茶店へ飛び込む。フランチャイズの店ではないので、とてもゆったりしている。まさしく古き良き喫茶店の趣を醸し出している。音楽が流れていれば、音楽喫茶といえよう。
 客層は中年。皆さん、落ち着いて構想を練っている感じ。なかには眠っている人もいた。どんなに長く座っていても、追い出される気配はない。テナント料が高額な都心ではとてもやっていけないなあと思う。それだけに、そういう場所が長く存在することに有難味を感じなくては……。
 電車に乗って移動するだけの毎日。それだけでは寂しい。構想を練ったり思索にふけったりする場所が欲しい。かつて泰日文化倶楽部の近くに手塚治虫が愛した喫茶店が有ったが、4年位前に閉店。そのあとは焼鳥屋になった。