宅男・宅女

10日ほど前、仕事で南大沢へ行った。初めて降り立った町の印象は人が少ないということであった。しかし、昨日もまた南大沢に行ってみると、人でごった返していた。土日は駅周辺に屋台やフリーマーケットのイベントが展開されるとのこと。そして、東京で唯一のアウトレットが有り、一昨日からセールが始まっていた。
 仕事が終わった私は、長野のおやきを食べたり、福岡県の甘酒を試飲したりして気分転換をはかった。そして、千葉県産の「無無ほうれん草」、埼玉県のこまつな、福島県のりんごを買い、両手に重い思いをしながら、高田馬場の教室にたどりついた。
 14時半からの中国語のクラスに参加した。老師が「明日はどこへ行きますか?」と生徒達に尋ねた。生徒の一人が答えた。「家にいます」
 すると、老師がすかさず言った。「そういう人を、中国語では、宅男と言います」
 横で聞きながら、私は南大沢で見た楽しそうな人々を思い出した。やはり外に出るのが一番!