中学時代の恩師

昨日の午後、中学時代の恩師(87歳)から電話が有った。用件は5月下旬に東京に行くので会いたいということであった。前回、上京して来られた時には、「孫が東京外国語大学に入ったんや」と嬉しそうにおっしゃっておられたが、そのお孫さんが今春、卒業され、東京に就職されたそうだ。ということは、恩師の上京は4年ぶりということになる。
 恩師には相当数の教え子がおられる。大学を出て新米教師として教えた時の第1期生のうち5人位が東京に住んでいるそうだが、皆さん、もう80歳近い。しかし、恩師の前に出ると、中学生の時の顔にもどる。
 恩師は声が大きい。東京の街中を歩いていても、声ですぐに見つけられる。野球部の監督として甲子園に行ったので、プロ野球の選手で活躍した人達も教え子の中にいる。
 今回の上京時には、毎日、教え子との食事会が入っているようだ。教え子に号令をかけ、そして有無を言わせず集合させる気合は60数年前と全く変わらない。杖をついて、ひとりで上京して来られるが、何ひとつ心配は要らない。