春水満四澤

昨日、お茶の稽古に参加した。足が悪いのでお点前はせず、仲間達が点てる抹茶を喫茶するだけである。だが、辞めるよりも持続の道を選び、今月から3年目に入った。
 昨日の掛軸は、「春水満四澤」であった。陶淵明の「四時」からの禅語。日本では「春水 四澤(したく)に満つ」と読むそうだ。意味は訳さなくても十分に想像がつくはずである。
 大雪のニュースを見るたびに、雪国の人々の生活の大変さを心配するが、いつか雪が解けて、春水が大地を潤し、やがては豊穣なる自然の産物をもたらしてくれることを想像すると、希望が湧く。
 ストレスを溜め込んだ生活はよろしくない。自分の体に新しい水と酸素を取り入れ、そして、脳には新しい知識を送り込んで、マイペースで暮らしたいものである。