方言(ภาษาพื้นเมือง)

昨日のNHKのど自慢大会は石垣島からであった。出場者のうち、高齢者の女性が歌を歌ったあと、土地の言葉でペラペラとしゃべったが、何を言っているのかさっぱりわからない。タイ語よりも難しかった。しかし、ぬくもりのある音が連続して伝わってきて、心地よさを感じた。
 先日、生徒達から「タイにも方言が有りますか?」という質問を受けたが、タイ語を長く勉強していて、南タイへ数回行っているA子さんが、「もちろん有りますよ」とすかさず答えた。岩手県出身の彼女はさらに続けた。「岩手の場合、山を越えれば、もう言葉が変わります」
 タイ語で、方言のことを「ภาษาพื้นเมือง パーサー(言語)+プーン(地面)+ムアング(国)」という。この場合の「ムアング 国」とは、いわゆる昔の「藩」のことであり、我々が「国もとに帰る」の地元を指す。「お国の地面を這うようにしては話される言葉」が方言というわけだ。
 標準語は情報を伝達するだけだが、方言は、その土地の土から生まれて来た言葉なので、土地の精霊が一語一語に乗り移った感じがする。

ラッキーなサーミー(御主人)

「タイ語中級 金曜日19:00」と「タイ語入門 日曜日16:10」の2つのクラスを教えている指輪先生のことについては、3ヶ月前のブログにも書いた通り、既婚者であり、御主人との話し合いの結果、子供を持つことよりも研究の道を選び、留学して来られた。そのため、御主人が毎月、東京に飛んで来られている。
 昨日、授業が終わって一緒にエレベーターに乗った時、指輪先生は嬉しそうにおっしゃった。「主人ね、また宝くじに当たったの」、と。 
 すでに2回も宝くじに当たった話を聞かされていたから、今回は3回目! なんとラッキーなサーミー(สามี 御主人)であることか! よほど運がいい。たとえ1回の賞金が2万バーツ(約6万9千円相当)であれ、それは飛行機代になる。
 とはいえ、宝くじで持ち金をはたいてしまったタイ人の話も聞いたことがあるから、人それぞれ(แล้วแต่คน)だ。

タイ人が日本の介護に参入可

昨日、外国人の研修生の采配をする会社で働いている元生徒さんから電話が有った。
 「これからは、タイ人研修生も日本の介護の仕事に参入することができるようになりました。それに先立って、タイ人達に日本語を教え、日本語検定試験のN3を取らせなければなりません。N3の資格が取れなければ、タイへ帰国となります。つきましては、日本語教師の資格を持った方を紹介していただけませんか?」
 「日本語学校に問い合わせれば?」と、私は答えた。
 しかし、彼女の考えでは私に依頼したいとのこと。私も日本語教師の免状を持っているが、71歳の今、責任有る仕事は重い。
 いずれにせよ、私が入院していたヘルパーさん達が言っていた。「私達も20年先は腰痛で介護してもらわなければならなくなります」、と。タイ人が介護してくれると優しいので、介護される者はきっと喜ぶと思う。問題は日本語能力検定試験だ。