王宮前広場へ(15)

今回は国立競技場前に在るホテルに泊まった。反対側にいつも買いに行く教科書販売会社が有り、これはラッキーだと思ったが、教科書を購入後、BTSの駅の階段を昇降するのはきつかった。
 授業に使えたらいいなあと思い、小学生向けの『ラーマ9世物語』を買った。その中に、プミポン国王が1962年、チュラロンコン大学で行われたタイ語学会に於けるスピーチが抜粋されていた。
 「タイ語とは国民にとって一つの道具である。すべての言語は人類にとって一つの道具である。すなわち、意見を表明するための手段の一つであり、美しいものの一つであらねばならない。たとえば、文学に現れるが如く。したがって、言葉は大切に維持され続けていかねばならないのである」
 タイ語の勉強には終わりが無い。勉強に飽きても、タイ語はそのままタイ語として存続し続けている。いつも追いかけていくのみ。美しいタイ語、そして、使えるタイ語を根気よく学んで行こうではありませんか…..。