王宮前広場を半周して、午前9時にやっと東口にあるゲートに着いた。小学生や中学生がいっぱい並んでいた。引率の先生達を見ると、日本で見る光景と全く同じだ。
ゲートを通過する際、入場バッチとラーマ9世に関する説明書が手渡された。説明書は相当にお金をかけているものであった。タイ語のほかに英語版も有ったが、残念ながら、日本語版は無かった。
次はペットボトルの山が待っていた。「水を補給しないと倒れるよ」というわけである。その次にはサンドイッチの山が待っていた。まるで「腹が減っては困るでしょ」と言わんばかり…..。
テントの下には白いイスがずらりと並べられている。朝早かったので、私は並ぶ必要がなく、すいすいと御火葬殿まで近づくことができた。だが、その前に、「傘を持って行きなさい」と言って、黒い傘を手渡された。水もサンドイッチも、そして傘もいずれも皆、無償の提供者がいる。YAMAHAの文字が書かれた傘も有った。