知 vs 動

茶道講師がドイツへ旅行されておられたので、1ヶ月半ばかり稽古がなかった。その間、私は茶道に関する本を数冊読んで過ごした。
 そして、24日の日曜日、久々の稽古に臨んだ。ところが身体も指も思うように動かない。講師や仲間達からいろいろと助言をいただいたが、注意されればされるほど、益々もって動きが固くなってしまった。
 よくよく考えてみると、「知」ばかりを求めている自分に気がついた。「知」よりも「動」が大切なのである。
 タイ語の学習で中級クラスになると、接頭辞であるความとการの勉強が始まる。ความを使った単語は静的、抽象的な意味合いを有し、英語で言うと「~ness」であり、การは動的な意味合いなので、「~ing」と言う説明をするが、英語が嫌いな人には通じない。動的な具体例としては、การกิน(食事)、การนอน(睡眠)、การอ่าน(読書)、การเดินทาง(旅行)、等が有る。
 秋を迎えるにあたって、さわやかな気分で「動的生活」を実践しよう!