อะไร = กระไร

昨日、個人レッスンの生徒さんと一緒にタイの昔話を読んでいると、อะไร(何)という単語ではなくて、กระไร(何) と表記されていた。両者とも同じ意味だが、後者にはどことなく重々しさが感じられる。
 『タイ日辞典』(冨田竹二郎編纂・養徳社刊)の中に、4つの例題が引用されているが、そのうちのื2文を以下に孫引きする。
 1)เขาช่างดีกระไรอย่างนี้ ไม่เคยเลยปฏิเสธการช่วยเหลือเพื่อน
2)ความเดือดร้อนจากการขึ้นราคาสินค้า สำหรับฐานะปากกลางไม่สู้กระไรนัก ที่อาการหนักก็คนยากจน
<กระ>という接頭辞を有する単語は枚挙にいとまがない。初心者ならกระเป๋า(カバン)、กระดาษ(紙)程度で済まされるが、中級者にはกระทรวง(省)は覚えてほしい。
 なお、กระという単独語としては、<老人の顔にできる斑点>という意味があるそうだ。ตกกระは<斑点が出る>ということになる。斑点との闘いが始まり出した私……。ビタミン補給をしなければ…..。