桃6個

昨晩、泰日文化倶楽部の教室を出た後、さかえ通りにある名物八百屋へ寄ってみた。店主に「ネコちゃんは?」と訊くと、「どっかへ遊びに行ったよ。暑いからね」と言った。どうやらネコは涼しい場所を知っているらしい。
 すぐそばに30代のサラリーマンが立っており、店主に話しかけた。「その桃、大丈夫ですか?」 店主はすかさず答えた。「大丈夫だよ。腹なんかこわさないよ」
 見ると、小さな桃6個(ลูกท้อ ๖ ลูก)が皿の上に乗っていた。値段を聞いてびっくり。なんとわずかに100円だった。おそらくすぐ食べないと駄目そう…..。いや、もう腐りかかっている感じだ。
 サラリーマンはそれを買った。その光景を見ながら、アベノミクスの話はいずこの話かと思わずにはいられなかった。