夏祭の太鼓と笛

お茶の稽古の時、2週間続けて、茶道講師は太鼓の形をした棗、そして、笛を模した香合を用意された。その意図は「夏祭」だそうである。
 今年の三社祭は5月19日から21日までであった。しかし、これから先、日本全国津々浦々で夏祭が展開され、やがてお盆を迎えるという運びへ….。
調べてみると、夏祭とは「夏に多い災害や疫病を祓おうとするところから起こったようである」とのこと。
 このところ7月の気温が続いているので、体調が芳しくないという生徒さんや友人がいる。弱気になってくると、邪気や悪霊が身体に忍び込んで来やすい。気分が滅入ってくれば、深川不動尊へ行くといい。護摩をたく時の太鼓の音を聞けば、身体の中の邪気と煩悩が完膚無きまでに叩きのめされる。