哀悼のタイ王国(41)

2006年にマサチューセッツ州ケンブリッジ市へ行った私は、プミポン国王が5歳から20歳までお住まいになっておられた場所の空気に触れたくなり、2009年11月2日、スイスのローザンヌへ行った。
 バンコクからタイ航空でチューリッヒへ飛び、チューリッヒからローザンヌまでは電車で向かった。途中、タイのお寺が見えた時は感動的であった。そして、レマン湖も美しかった。ローザンヌの小高い丘に立ち、街の様子を見ていると、タイの僧侶と案内人に会った。早速、話しかけると、案内人は列車から見えたあのタイのお寺で奉仕している女性だと答えた。僧侶はタイから来られた方であり、プミポン国王のゆかりの地をまわっておられることがわかった。
 「あなたもご一緒にいかがですか?」と誘われたので、一緒について行くことにした。