目白のタイ料理店

 かつて、目白にはタイ料理店が3軒ほど有ったが、今は1軒だけ。その店は新大久保から移転してきた店だが、私は一度も行ったことがない。もう5年くらいやっているから常連客がいるのであろう。
 今から45年位前の東京にはタイ料理店はなかった。唯一、新橋の広東料理店がタイ料理も提供していた程度であった。銀座のはずれにタイ料理店ができたことはあったものの、すぐにつぶれた。ところが現在はものすごい数のタイ料理店だ。全国、どこへ行ってもタイ国旗が目に入る。
 つい先日、マンションの友人から「何やらアジアの料理店が目白駅のそばにできていますよ」とおしえられた。ネットで調べると、タイ料理店であった。そこで、昨日、ランチに行ってみた。去年11月にオープンしたらしい。知らなかった。
 ランチのお客さんは中年の女性ばかり。ゆったりと食事を楽しんでおられた。食後、タイ語の勉強をしてくださるといいのだが……。

足場の組立て

 泰日文化倶楽部が入っているビル(ตึก)は1984年に建設された。目下、第二回目の大規模修繕に入っている。本来であればもう少し早くから大規模修繕に入るべきであったが、いろいろな人が入居しているので、意見をまとめるのに時間がかかった。そうこうしているうちに、資材も人件費も高騰してしまった。
 8月(เดือนสิงหาคม)に入り、足場を築き始めたが、11階建て(๑๑ชั้น)のビルだから、まだ終わらない。ビルの周囲全体に足場を築くのがいかに大変かということを、毎日のように観察している。そして、大規模修繕工事費の中で、この足場組立て代が一番高いかということも知り、あらためていろいろと考えさせられるものがある。
 ものごと全て、基礎工事が大切だ。それにはお金をかけなくてはならない。時間もかけなくてはならない。

カマンベール・チーズ

 元生徒さんから、「認知症にならないために、先生、カマンベール・チーズを食べてください。特に白いかびがいいそうですよ」と言われた。そういう年齢に達しているから、早速、北海道からチーズのパックを3箱も取り寄せた。カマンベールだけではなくて、いろいろなタイプのチーズが入っているから飽きが来ることはなさそうだ。そして、それぞれのチーズの賞味期限が異なっているので、時期をずらしながら食べることができる。
 ところで、カマンベールは、Camembertと表記する。フランスのCamembertで初めて生産されたからだそうだ。それを知らないと、正しい表記ができそうにない。特に日本人にとっては、末子音を全部、発音する傾向が強いから、最後の「t」も読んでしまいがちだ。
 ひるがえって、タイ語の末子音「t」もほとんど聞こえない。舌を上歯の裏の歯茎にあてるだけだが、それが日本人には難しい。どうしても「to ト」の発音をしてしまう。何とか、できるようになってもらいたいと、授業中、いつも願っている。

外国語の「超」勉強法

 教室の中に本がたまってしまったので、少しずつ自宅に持って帰っている。持って帰れば、今度は家の中にそれらの本がごろごろするわけだが、なかなか捨てきれない。
 かつて1993年頃、野口悠紀雄氏の『「超」整理法』というのがよく売れたが、その第二弾として、『「超」勉強法』(1995年)も出版された。これを読み返してみると、第二章に、英語の「超」勉強法というのがあった。それをまとめた部分を抜粋して引用すると、1)丸暗記法  2)英語細胞で考える 3)聞き取りへの準備 4)インターネットは書く時代、と書いてあった。これはいずれの外国語にも当てはまる。タイ語ももちろんである。
 野口氏が指摘する点は、会話で使う英語と、文章で書く英語は異なる。メールの時代だから、立派な文章が書けないと欧米人から馬鹿にされる。文章をきちんと書けるようになろうという助言は、はたまたタイ語にも当てはまる。

頭髪にまつわる動詞

 今日は頭髪にまつわる動詞を列挙したい。
①散髪する ตัดผม ②洗髪する สระผม ③パーマをかける ดัดผม ④髪を染める ย้อมผม ⑤剃髪する โกนผม ⑥髪結い ทำผม ⑦髪をとく หวีผม ⑧髪をそぐ ซอยผม 等々。
まずはこのくらい知っていれば่่十分であろう。
 少々気が早い話になるが、来年3月にタイへ本帰国するキック先生に向かって、生徒が尋ねた。
 「日本から買って帰りたいものは何?」
 すると、彼女は「ที่เหน็บผม」と答えた。ジェスチャーを交えながら答えたので、それが「ヘア・アイロン」であることはだいたい想像できた。
 授業が終わって帰宅すると、元タイ人講師からラインが入って来た。
「ผมหงอกแยะมาก ย้อมผมบ่อยๆ กลัวเป็นมะเร็งเลยซื้อวิกผมบางๆมาแปะผมหงอก」
 この文章の中に「かつらを貼りつける」という表現が入っている。このタイ人講師は22年前の先生である。

サマータイムの有効利用

 ここ数日、早朝から家を出ている。たくさんの人がすでに通勤しているのを知り、私も頑張らなくてはと刺激を受けた。
 先日、新聞を読んでいると、「2020年の東京オリンピック時は、サマータイムを!」をという記事が目に止まった。これまでサマータイムを採用してきた会社はあるが、早く出社しても終業時間に仕事が残っていると、ついつい残業してしまい、結局、働きすぎになるというので、サマータイムを廃止する会社が多いそうだ。
 2時間早く家を出ると、通勤地獄からも逃れられる。空気が違う。通勤中、思考力も上がる。そして、勉強も出来る。暗記力も冴える。夏はもうすぐ終わるが、気持ちはいつもサマータイムで過ごすようにすると、時間と体力を有効利用することができて、とてもいい。

集中力抜群の煎餅屋さん

 昨日から教室を再開したので張り切って行こうとしたのだが、なんと腕時計の秒針が止まったままであることに気がついた。そこで、いつも電池交換をしてくれるところへ行った。今どき、昔風の時計屋ははやらないので、その店は煎餅屋も兼業している。
 行ってみると、時計屋には張り紙がしてあった。「目下、外出中」 煎餅を焼いているところを見ると、3人でひたすら煎餅をころがしながら、焼け焦げをつけている。時計屋は昼食に出たのであろうと思い、編物教室へ先に行き、3時間後に戻ってみると、「目下、外出中」のままであった、
 ついに、私は煎餅屋の女性を店頭に呼び出して、「いつ頃、戻って来られますか?」と尋ねると、「今、煎餅を焼いております。煎餅を焼いている時は、電池交換はしません。時計なら、お預かりしておきます」と答えた。
 奥を見ると、確かに時計屋が煎餅を焼いていた。煎餅の焼き加減を一律にするために、他のことは一切せず、集中力が肝要であることを初めて知った。

今日から授業再開!

 2週間の夏休みが終わりました。今日から授業再開です。
 2016年1月1日から数えて、今日は237日目。あと129日、残っています。要するに三分の二が終わり、三分の一が残っているということです。
 さて、その三分の一をどのように使うか、どのように頑張るか、そして、どの程度、学習意欲を向上させて行くか。ひとえに本人自身の自覚にかかっています。
 タイ語の基本をおさえながら、応用にも挑み、あと4ヶ月でタイ語の学力を納得の行くレベルにまで上げてください。

坊やと公衆電話

 一昨日(เมื่อวานซืนนี้)、目白駅改札口にある公衆電話(โทรศัพท์สาธารณะ)の横で人を待っていると、5歳位の坊やを連れたパパとママが私のすぐそばを通った。「ちょっと買い物して来るから」と言って、パパがさっさと行ってしまった。そこでママと坊やは歩くのをやめ、公衆電話の前に立ち、パパを待つことにした。
 すると、坊やが背伸びをしながら公衆電話の受話器(หูโทรศัพท์)をどうにかこうにか取り外し、「もしもし、もしもし」と言い始めた。「受話器が反対よ」とママが注意。私の視線に気づいたママはこう言った。「この子、いつでもこうなんです。電話が大好きなんです」
 最近の子供は幼児の時からスマホで遊んでいる。スマホさえ持たせておけば泣いていた子も黙る。だから従来の電話機にはもはや関心が無いのだと私は思っていた。駅で見た坊やにとって公衆電話は珍しいおもちゃ(ของเล่น)であった。古い機器で遊ぶ子供にもっともっと会いたい。

利休百首

 昨日、お茶の稽古が有った。かねてよりミカン先生が見学したいと言っておられたので御招待した。ふくらはぎを真っ赤にしながらも、3時間、お茶の世界にひたっている先生。関心の度合いは本物と見た。
 ところで、茶道には小さな扇子を使う。長さは約14センチ。昨日、私が茶道講師に授業料をお支払いする時に使用した扇子をご覧になって、「あら、利休百首が書かれていますね」とおっしゃられた。私はこれまで何が書かれているのか無頓着であったが、その扇子は40年前に習っていた時の茶道講師から頂いたものであった。
 利休百首の中から、現在の講師が一首をそらんじた。
「けいことは一よりならい十を知り十よりかえるもとのその一」
 もう十分に理解したと思っても、また最初に戻って、勉強のやり直しをする必要性を説いている。