磨く楽しみ

今日から9月(เดือนกันยายน)。しかしながら、今日も夏日。なんと東京は45回目の夏日だそうだ。もう少し、暑さに耐えよう。
 今年の夏、私はのんびりと暮らした。自由時間がたくさん有って良かった。読書もした。小説(นวนิยาย)を書くまね事もしてみた。題材はいっぱい持っている。だが、やめた。小説全体をまとめる力に欠けることがわかったからだ。大学時代に英文学の評論などやっていたのに、あれは一体何であったのか。
 では、今夏、何が楽しかったの? それは鍋(หม้อ)や皿(จาน)、カップ(ถ้วย)やコップ(แก้ว)を磨くことであった。「お料理からお掃除まで 重曹」というのを買って来て、磨きに磨いた。シンクのくすみ、冷蔵庫内のお掃除に、油汚れ、茶シブ、山菜のアク抜きにも使える重曹。
 磨き始めると止まらない。楽しい。何故ならば、ピカピカになるから。だが、これらのものは、一回使うと、すぐにまた汚れる。毎日、そのたびに洗わなければならない。ぬめりのぬめぬめ、茶シブのシブシブとの闘い。仲良くするしかない。