中野の老舗洋品店 と 中国人

昨日、中野方面に仕事に行ったので、帰りに中野のブロードウェーの商店街に寄ってみた。私の好きな店は中年女性向きの洋服をたくさん揃えている洋品店だ。
 「私、昭和40年からこのお店に来ているのですが、創業はいつですか?」と、尋ねてみた。
 「昭和28年です。このあたり、お店がずいぶん変わりましたけど……。うちの店の商品はすべて日本製です。ですから、中国人がたくさん買いに来てくれます。何も知らないで買ってかえった服が中国製であることに失望したお客様が大勢、おられるようです。それからというもの、うちの店をみつけ、日本製であることを喜んでくださいます」
 そこの店は良質の品物を用意している。だが、私の感想では、以前と色目が変わって来ているような気がする。明らかに中国人を対象にしているような感じだ。だが、いずれにせよ、日本のいいものを求める中国人は、これからもますます増えていくことであろう。