シュガーロード

新年早々、お菓子をたくさん頂いた。金沢のお菓子「千年樹」は金粉がぴかりと光り、表面に抹茶を振りかけると、まさしく苔むす大樹と化した。千年も生きる樹! まことに目出度い。
 昨晩は、3連休を利用して福岡から遊びに来た元生徒さんとお嬢さん2名を案内して銀座で食事した。その際、「なんばん往来」というお菓子を頂いた。菓子箱の中に入っているちらしには、次のように書かれていた。
 「びいどろ、かるた、ボタン、クローバー….. これらの舶来品が日本に伝わったのは、鎖国の時代です。唯一外国に開かれた長崎の街に、届けられた南蛮文化は長崎街道…長崎~筑前六宿~小倉をつなぐ道を通って、江戸に伝えられました。<中略> お菓子作りに欠かせない砂糖は、多くの人を驚かせときめかせながら、長崎街道を伝って江戸幕府へ運ばれたのです。この道が「シュガーロード」と呼ばれるゆえんです。
 ダイエットのためにはお菓子を控えるべきなのだが、このように歴史がわかるお菓子は大いに歓迎。シュガーロードという命名もなかなか面白い。