タイ語を教えることの幸せ

昨晩、2ヶ月ほど休学しておられた生徒さんが復学された。とても嬉しい。そこで張り切って授業をした。
 授業をしながらつくづく感じた。タイ語を教えている時が私にとっては一番幸せな時間だと。
 ところが、どんなに熱心に授業を展開し、発音を直してあげても、上手にならない人は上手にならない。がっかりする。そして、私は不幸だなあと思う。
 いや、待てよ。落ち込むのはよそう。来週の授業に期待しようではないか。と、自分を鼓舞しながら家路につく。
 1年が、5年が、10年が、20年が、そして、40年の時間があっというまに過ぎた。私はいまだ幸せではない。生徒達がタイ語に食らいつき、営々と精進して、その結果、上手になってくれさえすれば、私の幸福感のベクトルは右肩上がりに上昇する。