可能性(possibility)と 確率(probability)

昨日、生徒さんから、日本語をタイ語に訳したから、添削してくださいという要望が有った。彼女はタイ語検定試験2級を受験するため、昨年の問題集を解答しながら対策を練っているようである。
 いずれの文章も相当のタイ語力を持っていないとタイ人にわかるタイ語の文章にならない。そして、あらゆる分野の語彙力を持っていないと、すらすらと文章が書けない。
 ある文章の中に、「確率的にいえば」という表現が出てきた。生徒さんは、「จะเป็น」 と書き、具体的には訳していなかったが、それはそれでかまわない。タイ人に読ませると、意味が通じるからである。
 ところが、別の文章に、「可能性がある」という表現が見られた。彼女は「มีความเป็นไปได้」と書いていた。正しい訳だと思う。
 それはそれとして、「可能性」と、「確率」の単語をタイ語でどういうのであろうかと調べてみると同じであった。もちろん、異なる書き方をしているものもあったが、タイ語ではこの微妙な差をそれほど神経質に考えなくてもいいことにしよう。でなければ、悩んでしまう。